第353回 お風呂塾
『このブログは小生の独り言で、登場人物・場所等は全てフィクションです!』
明けましておめでとうございます。2015年の新年を迎えました。
今年でなんと弊社は創立32年を迎える事になりました。1年間もアッと云うまでしたが32年間もアッ〜でした。
この時期になると、親しい業界友人と温浴業界の歴史話になるのですが、何時もの事ながら「温故知新」ではありませんが古きを知って今後の業界の糧に役立てればと思います。
昭和58年(1983年)当時の温浴業界は
高度成長後半?都市部では企業戦士の憩いの場、都市型サウナ全盛の時代でした。給料10万以下のサラリーマンがナント2,000円のサウナに・・・本当に良き時代でしたwww。同時に温泉センターと称する年配者相手の温浴施設が有りました。後にこの年配者相手の温浴施設に西洋式都市型サウナをドッキング更に名ばかり温泉?を薬湯に切り替え「健康」を強烈にアピールしたのが大量集客型温浴施設の始まりです。
小生温泉センターの実態は残念ながら経験が有りませんが都市型サウナで云えば当時営業面積に対して1人/坪、客単価3,500円〜3,800円が目安でした。例えば300坪であれば250坪×3,500円=875,000円/日又簡易宿泊所兼用のサウナ店も多く収益は非常に良かった様です。
温泉センター+サウナ+薬湯=称して健康センター1号店が名古屋(本業はパチンコ店)で登場!
マァ〜凄かったですな〜入館料金1,800円(2,000円)?と記憶していますが連日・連夜(24時間営業)盛況土日際は3,000人(関係コンサルと・業者情報)のふれ込み!バブル景気もピーク時(誰もまだ続くと思っていた)、大型健康センターの時代を迎え、パチンコ店は元より携帯電話の会社までもが温浴業界に歳入!投下資本も65億円85億円120億円と健康センターバブル期を迎え、都市型サウナも豪華改修へ、正に隙間産業の温浴業界がメジャー業界に変身した時期です。・・・儲かったか?この頃は温浴業界だけでなく、日本全体がバブル景気に酔っていました!・・・・・そしてバブル経済の破綻!
その後健康センターの夢はもう一度でありませんが、起死回生で大宴会場(食事処)に舞台を設け2〜3回/日「大衆演劇を上演」。これも好評とのコンサル・関係業者のふれ込みでしたが、大衆演劇を上演=閉館間近の目安(コストの増大)になりました。健康センター=姥捨て山と呼ばれたのはこの頃です。
スーパー銭湯登場!
バブルの崩壊と施設の巨額投資と誇張売上による健康センターが雪崩の如く閉館が続く中、大阪で銭湯(公衆浴場)をミニ健康センター風にした温浴施設(この頃のスーパー銭湯は元来の銭湯にジャグジー+サウナ)が登場いたしました。料金は公衆浴場料金360円+サウナ料金100円食事処はなく全て自販機でした。施設面積ですか?200坪〜250坪ぐらいでした。この負の遺産が現在でも大分市内で引き継がれています。
500円の壁は九州から平成7〜8年頃久留米のスーパー銭湯で初めて入館料金500円を超え550円で・・・この噂を聞いた名古屋の温浴施設オーナーから500円を超えてお客様は来ますか?と尋ねられた事を今でも覚えています。
この時代のスーパー銭湯は平日でも1,200〜1,500人/日入館数があり薄利多売が謳歌していましたが、異常な競合店の増加で多売(後勝ち=新規店舗有利)に陰りが見え始めました。そして歳を重ねる毎に入館数は右肩下がりへ・・・
薄利多売のーパー銭湯呪縛にやっと、気が付きはじめられのがここ2〜3年!
しかし、今迄の銭湯では入館料基のの値上げは厳しくて当たり前!
次回これからの温浴施設のテーマはこれですヨ!
■オーバーフロー装置の実力を見て下さい。連日1,500人前後の入館数で1週間経ってローテーションで抜き替えるお湯ですお湯張り時・綺麗なお湯です。
一週間後の換水時(綺麗なお湯で張り替える)
■お風呂塾では「これからの温浴施設」テーマにS氏・M氏のご参加で相談・指導室を開設致しました。
福岡県、佐賀県は現地調査報告書は無料です。他県他は交通費のみ有料。
貴社の施設の判断は・・・
「これからの温浴施設」
1、お客様もお風呂経営に参加・・・お客様が「うちの風呂は」と云えば
2、高齢者のための健康講座・・・お風呂+○=健康、2か月後・・・
3、コストダウン・・・オーバーフローシステムで綺麗なお風呂
※水面に脂質・汚れの浮いたお風呂にお金を出して入りますか?タダでも入りません。
■マイクロバブルシステム・・・白湯にマイクロバブルを注入し始めた写真です。
■このお風呂は≒20年ほど前に開発したお風呂です。
一瞬にして真っ白マイクロバブルのお風呂に変身致します。ランニングコストですか?ポンプの電気代のみです。介護施設に如何ですか?
■お知らせ!
急遽営業所が移転となり、これを契機に心機一転、事務所を統合(縮小)致しました。弊社も銭湯様同様!時代に合わせ、再建・再生を行っていますwww。
新住所
〒811−1302 福岡市南区井尻5丁目24番15−203号
TEL(092)572-1087 FAX(092)572-1088
当社ウェブサイトリンク温泉足蒸(嬉野市)
温泉足蒸
温泉足湯
2015年01月11日
この記事へのコメント
とても興味深い
Posted by at 2015年01月13日 00:57
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